バッグ の 企画 の重要性

バッグ を作るにあたっての 企画 について、先日見学説明会にお越し頂いた方から、こんなお話を聞きました。

「こういうものが作りたい!と思って作り始めるんだけれど、出来上がってみると、思い描いていたものとはちょっと違う微妙なものになってしまう…」

あります、あります。こんな経験をかなり積んできた講師には、もうかなり”あるある”な話です。

企画して、模型も作って、しっかり型紙も作り、組立手順も初めに計画したのに、いざ出来上がったら

「こんなのが作りたかったんだっけ???」

そんな失敗をたくさん経験してきました。どれだけ材料を無駄にしてきたことか…!w

でも、それらの膨大な失敗が全くの無駄だった、等とは決して思っていません。何故なら、

その失敗があるからこそ色々な学びを得ることができ、今に至っているのです(← それでも今が完璧とは決して言えませんw)

むしろ、その失敗が無かったら、今に至れなかったと思うくらいです。

だからと言って、生徒さんに「私と同じ体験を同じ量だけして下さい」とは申しません。

私なりに得た経験、知識を伝授するための教室ですから。

理想のバッグを形にするには

頭の中に思い描いた理想のバッグを実際の形にしていくには、まず絵に描く事が重要だと以前のブログでも申し上げました。

それにプラスして、紙(もしくはその他の代替素材)で模型を作る事を強くお勧めしています。

何故なら、イメージ図で描いたものを実寸で立体にすることで見えてくる色々なバランスが検証できるからです。

バランス、それは、見た目のバランスも重要ですが、道具として使用するにあたっての使い心地も重要です。

企画 では模型で細部まで理想のイメージを盛り込む

例えば、


・バッグの幅・マチに対して高さをどうとるか

・その立体に対してハンドルの位置、幅、太さ、形状はどうとらえるか

・その位置が使い勝手上問題ないのか

・素材の色を2色以上入れるのであれば、その色の比率と位置をどう入れるか、etc...

ペーパーモデルの段階で検討すべき要素はたっくさんあります。

ここを如何にしっかり決めるかが、理想が形になっていく確率を上げる要因です。

ペーパーモデルと実際のバッグ
ペーパーモデル

レッスンでのペーパーモデル作成は、ある程度バッグの構成がわかってから作ることをお勧めしています。

型紙初心者の方には、オリジナル作品の企画よりペーパーモデルでの企画を体験して頂きます。

組立可能なのか?

デザイン的なものを詰めても、本当に組立が可能かどうかもかなり重要です。

紙にはない素材の”厚み”も考慮しなくてはなりません。

組立する手順がイメージ出来ていないと、ミシンの軌道が確保できない等色々な問題に遭遇します。

また、特に見た目がシンプルなバッグであればあるほど、

・まっすぐであるべきところのまっすぐさ

・左右対称とみられるところの左右対称さ

などが、ほんの少しでも歪むと全体がぼやけてしっくりこない印象になります。

これは、「見る人が見ればわかる」という問題ではなくて、どなたにでもわかってしまう要素です(わかっても気にしない、という方々はもちろんいらっしゃいます)。

これらを正確に組み立てるために出来ることは?必要な型紙は?道具は?

全て 企画 で検討すべき事です。

ですが、これらをするためにはある程度経験が必要になると思います。

どんどんやってみて、色んな型の バッグ を作ってみてようやく判断が出来ていくと思います。

バッグ 作りって…

「理想の バッグ が作れるようになるには、時間がかかりそう…」

そう思われた方もいらっしゃるでしょう。確かに。

残念ながら、何十年もコツコツと努力を積み重ねていらっしゃる職人さんの仕事が誰にでも簡単にすぐに出来るようになる、などと言うことは決してありません。

でもね、私もそうでしたけど、好きなものだから続けられるんです。

やればやるほど、「次こそは!」って思うんで、やれてしまうんです。

これこそ、完成品の体験を積むことで生まれる感覚だと思います。


「こんなん作れるようになったんだなぁ」と、後で振り返ってしみじみ思えるようになりますよ。絶対に。

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